
第二回 Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prize 入賞者発表
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ご挨拶
わたしたちのメゾンにとって、芸術と創造力は常に大切な価値観です。
学問、文化、芸術の象徴である「梅」をアイコンとし、日本の職人技を尊重するものづくりにおいても、創造力と芸術はメゾンの精髄となっています。
私達の取り組む「プロジェクトプラナスミューメ」は、「梅の文化史の次の1ページへ」をキーワードに、梅の紡いできた文化的歴史の上に新たな価値やイメージを創造していく取り組みです。
そして、私たちは新しい活動の一環として、2024年から"Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prize"と名付けたコンテストを開催しました。
今回はそのコンテストの第二回であり、前回よりも多くの素晴らしい作品との出会いがあり、コンテストの発展を実感し嬉しく思います。
前回に引き続き、審査の過程での判断が非常に難しいものとなりましたが、その中から選ばれた作品たちは、非常に印象的であり、素晴らしい作品です。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。
そして、応募していただいたすべての方々に心から感謝いたします。
全体講評
今回のコンテストでは、前回を上回る全体のレベルの向上が顕著に見られ、技術面・表現面ともに非常に充実した作品が多数応募されました。特に、ストーリー性や、技術を活かした意義深い表現、新鮮な着眼点のある作品に対しては高い評価が寄せられました。
また、今回からは日本国外からの応募が増加し、コンテストがグローバル化していることを誇りに感じます。梅は日本だけでなく、東アジアの各地域で長年にわたり愛され、それぞれの文化的背景から独自の見方が形成されてきました。さらに、それ以外の地域からは全く新しい視点がもたらされ、梅というテーマに対する文化史の次の一ページを刻む貴重な試みとなっています。グローバルな視点は、この活動にとって今後も重要な要素となるでしょう。
応募作品の中には、従来の伝統的な解釈に留まらず、現代の多様な価値観や感性を反映したものも多く、技術的な巧みさだけでなく、深い意義や物語性を感じさせるものが際立っていました。これにより、梅というテーマが、新たな解釈や表現方法を通じて、より豊かな文化的対話へと発展していることが実感されました。
次回、第三回に向けて、さらなる刺激的で創造的な作品との出会いを楽しみにしています。今後も多様な視点と技術が融合し、梅の文化が新たな形で表現されることに大きな期待を寄せています。
結果発表
審査が厳正に行われ、多くの素晴らしい作品の中から選ばれた受賞者を発表いたします。
大賞受賞者にはジュエリー(Blossom K18 & Diamond リング)を、プラナスミューメ特別賞および審査員特別賞受賞者には金賞相当の賞品を、それぞれ授与いたします。
受賞者の皆様には、事務局から受賞のご連絡メールをお送りいたします。もし応募時にご記入いただいたメールアドレスにメールが届いていないといった場合には、大変恐れ入りますが事務局までお知らせいただけますと幸いです。
大賞
プラナスミューメ特別賞
審査員特別賞
入賞
※[作品タイトル] - [作者名](順不同・敬称略)
落選された皆様へ
今回のコンテストには、数多くの優れた作品が寄せられ、慎重かつ厳正な審査のもと、入賞作品を選出いたしました。
その結果として、惜しくも選に漏れる作品も多くありましたが、どの作品にも独自の発想と情熱が込められており、そのひとつひとつが特別な輝きを放っていました。
審査の結果に関わらず、皆様が梅というテーマに込めた想い、そして創造性あふれる表現の数々は、確かに私たちの心に届いています。
ご応募いただいた皆様の熱意と才能に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
作品集のダウンロードについて
コンテスト受賞作品集はこちらからダウンロードいただけます。
また、各作品は上のリストのリンクからでも閲覧いただけます。作品を通じて広がるクリエイティブな梅の世界を、どうぞお楽しみください。
【第三回】Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prize開催について
【第三回】Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prizeの開催決定についても合わせてお知らせいたします。開催時期・テーマは今回と同様のものを予定しておりますが、詳細はこちらをご覧ください。
ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。今後の展開にご期待ください。
プロジェクトプラナスミューメ
「梅の文化史の次の1ページへ」
私たちのアイデンティティコレクションと位置付けている"Prunus Mume"(プラナスミューメ)コレクションは、梅をクリエイションの根幹に置いた作品。
梅ははるか昔から日本人に愛されてきた花ですが、それが故に、良く言えば伝統的、悪く言うと古臭い印象を持つものになっているかもしれません。
Mr. & Mrs. Abeでは、梅という花の持つ豊かな文化的背景を解釈し現代化、そして未来を作っていく活動をプロジェクト”プラナスミューメ”と呼んでいます。
Mr. & Mrs. Abe Arts & Culture Prize
運営事務局