Creator's Talk ”Mr. & Mrs. Abeらしさを大事にしたい”
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この連載は、Creator's Talkと題してクリエイターの制作意図や込めた思いを紹介していくコーナーです。
今回は、ブランドローンチに合わせオーナーのアベ氏にその胸の内を聞きました。
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ー今回はアベさんご自身に関しての質問なのですが、どうしてジュエリーブランドの立ち上げに思い至ったのでしょうか。もともとジュエリー業界でのご経験などはあったのでしょうか。
いえ、これまでジュエリー業界の経験は全くなく、シンクタンクの研究員や事業会社でFP&A(経営企画)をしていました。ジュエリーを始めたのは、自分の人生において自分の時間を使って何を体現するか、これまでのサラリーマン生活で漠然と感じていた、これでいいのか?という疑問からです。
もっとクリエイティブな活動にエネルギーを振り向けたいと思ったとき、自分自身が好きなジュエリー分野がぴったりなんじゃないかと思いました。
ーそれはすごい方向転換ですね。
いよいよオンラインショップがオープンしましたね。ショップの方向性や特徴は?
とにかく自分たちの価値観や世界観を大切にすること、ですね。
儲けることや規模を拡大することは二の次というか、今のところあまり考えていないです。
ファミリービジネスでやれる範囲で丁寧にやっていく、これはブランド名の"Mr. & Mrs. Abe"に込めた思いでもあります。
ーもう少し詳しく教えていただけますか?
"Mr. & Mrs. Abe"は、日本語で言えば「アベ夫妻」という少し古めかしい表現なんです。
ブランドを立ち上げることに対して背中を押してくれたのは妻で、彼女とのつながりを感じられるネーミングにしたかったので、この名前にしました。
ただ今はパートナーシップのあり方も多様化していて、"Mr. & Mrs."(夫妻)以外にも色々な繋がり方がある時代ですよね。
なのでここでは「身近で大切な存在」というような意味を込めて、"Mr. & Mrs. Abe"なんです。
ーありがとうございます。ブランド名に込められた思いも、先ほどおっしゃっていた「表現したい世界観」の一部ですね。
おっしゃる通りです。
ただ世界観に共感してほしいみたいな強い思いはあまりなく、空気感としてゆるーく繋がれるのがいいなと思ってます。
そういう意味では、Mr. & Mrs. Abeとお客さんの関係はラジオパーソナリティとリスナーのような関係に似ているかもしれません。
今回こういったインタビュー形式の記事にしたのも、そんなつながり感を意識したからです。
なんとなく意味深げなことが書いてあってかっこいいものとか、かっちりと説明しきるようなものよりは、インタビュー形式の方が作り手の温度感が伝わりやすいですし、自分たちらしいと思いました。
インタビュー形式だとカジュアルですし、お客さんはインタビュワーと目線を共有できて、会話しているように感じられると最高だなと。
ーまだまだお聞きしたいことはあるのですが、今回はここまでのようです。
次の記事をお楽しみに!
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